病気や介護を「自分ごと」として考える

日本の未来は「住民力」「地域力」にかかっています

人それぞれ介護を始めるきっかけは様々です、

介護を通じて、その介護経験と、地域での介護医療講座などたくさんの事を学ぶ機会はあります。

そのひとつは、医療と介護がチームを組めば、おひとりさまでも「最後まで在宅」は可能だという事です。

これに加え、知人、隣人、地域の人の支援があれば、

認知症の方が一人でも相当なところまで自宅での生活が可能だという事です。

 

医師や看護師などに依頼して同行させてもらった訪問診療の現場では、

そうした例をいくつも見せてくれました。

もうひとつは、誰でも病気や要介護状態になる可能性があることです。

老いは誰にもやってきます。

今は「元気老人」でも、「病気老人」の予備軍だという当事者意識を持ち、

医療や介護を「自分ごと」としてとらえることが大切だということでした。

認知症になるとできないことがだんだん増えていきますが、「自分もそうなるかもしれない」と考えれば、

接し方も変わってきます。

 

「自分ごと」として我が身に引き寄せると、「私だったら、こんなふうに言われたくない」「こんな風に扱われたくない」

ということが見えてくるでしょう。

そうやって介護家族が住民が本人の状態を理解しながら「自分力」をつけ、

医療と介護の専門職と一緒にケアのあり方を考えていかなければ、

これからの高齢社会には立ち向かっていけない、と考えるようになりました。

 

行政に「おまかせ」するのではなく、どうしたら「安心して生まれ」、「安心して暮らし」、「自分らしいケア」を受け、

「安心して死ねる」まちを作っていけるのかを、私たちは真剣に考えることをせめられている時代です。

地域での人と人とのつながりはこれから、ますます大切になってきます。

大げさに言えば、日本の未来は「住民力」「地域力」にかかっています。

地域の様々な人の資源をみつけ、医療・介護・福祉、そして私たち自身の支え合いへとつなげていく。

まず、地域の居場所のような、小さな「点」づくりからです。

ネットワークし、地域まるごとでケアを支えるまちのモデルを、

それぞれの地域で作っていってほしいと思います。


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