介護離職はしない

介護の準備は2つ、「介護保険、介護サービスを知る」「相談先がある」

親の介護をきっかけに離職をしてしまった人が、私の周囲には少なくありません。

両親の介護が突然やってきて30代半ばで仕事を辞め、

60歳を間近に「この年齢では再就職もきびしいし、年金もほとんどない。

介護を終えてもこれからどう生きていけばいいのか」という不安を抱えている知人も何人かいます。

働きながら介護をしている人は、いま240万人いるそうで、うち介護離職をした人は10万人、離職予備軍は42万人といわれています。

離職した人の5割近くは、介護を始めてから1年以内で仕事との両立を断念しています。

 

実際に介護離職をした人に話を聞いたり、アンケートデータを調べてみると、

「介護サービスや制度の利用の仕方を知らなかった」という人が多いことにびっくりします。

 

もちろん、「会社の仕事との両立がむずかしかった」「遠距離介護の限界を感じた」など、

介護に対する会社の理解がないことや、休暇が取りにくいなど、日本の企業が抱える問題もあります。

 

しかし、相談する人もなくひとりで抱え込んでしまった結果、

「時間がない」「ほかに介護する人がいない」「心身ともに疲れ果てる」という負のスパィラルに落ち込むことが、

介護離職につながっています。

 

ただでさえ、介護は難題の連続です。

ひとつ解決したと思っても次の難題が出てくるので介護保険サービスの利用法を知らず、

相談する人もいないのでは、羅針盤のない小舟で船出をし、暴風雨に巻き込まれたと同じことになってしまいます。

 

介護離職しても情報やサービスや支援者を味方につけ、

介護とAさん新しい仕事との両立をしている人もいますが、

そのまま親の年金に頼って介護に追われ「あのとき、仕事を辞めなかったら」と後悔している人も少なくありません。

 

私の若い友人で、介護離職をきっかけに介護者の集まりを始め、

企業と共に離職防止を考えなければなりません。

 

「介護の準備は2つだけで十分です。」

①介護保険、介護サービスの概要または存在を知っておいてください。

②相談先を知っておいてください。

そして、友人、知人、隣人など「身近で助けてくれる人を作っておく」があれば、

しない人でもいい人がさらに増えるはずです。


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