まずは地域の「居場所」づくりから

地方には「血縁・地縁」に根ざしたコミュニティ。都会は「知縁・好縁」。

高齢者が気軽に集うことができる「地域の居場所」づくりをする人たちが増えています。

空き店舗や空き家を活用してコミュニテイカフェを開く人、

個人のお宅の一部を開放して高齢者のたまり場をつくる人、

デイホームや高齢者住宅の地域交流スペースで「認知症カフェ」や「オレンジカフェ」を開く人…。

最近では「子ども食堂」をやりたいう気運が高まり、

子どもだけではなく高齢者も含めた多世代が集まる「居場所」を作っている人たちもいます。

 

こうした動きが目につくようになったのは、1990年代の後半から。

「地域の縁側」「集い場」などの名称で全国に広がってきました。

介護保険制度が始まり、要支援や要介護認定を取った人はデイホームなどを利用するようになりましたが、

介護家族やまだまだ元気な人、デイホームに行きたくない人などが、ご近所で気軽に集い、

いろんな話ができる場所がほしいね、ということで、人々がつくってきたのが「地域の居場所」です。

 

2000年のはじめには『コミュニティ・カフェをつくろう」という本が出て、

居場所づくりは一気に広がりました。

お茶だけ飲んでおしゃべりするところもありますし、お昼を用意したり、

地域づくりにつながるおしゃれなお店や多目的スペースを運営したりしているところもあります。

「認知症かカフェ」や「暮らしの保健室」のように、

介護の相談や医療・健康相談の役割をしているところなど、本当にさまざまな

「人と人がつながる場所」ができています。

 

地方には「血縁・地縁」に根ざしたコミュニティがまだまだ残されていますが、都会にはそれが希薄です。

かわってあるのが「知縁・好縁」(知り合うこと、好きなものでつながる縁)。

そして、これからさらに高齢化が進んでい日本で、高齢化の問題が深刻になるのは地方ではなく都会です。

 

ひとり暮らしや老々夫婦がますます増えていく中で、

「知縁・好縁」をつくることができる「地域の居場所」づくり。

そして、その「居場所」をゆるやかにネットワークしていくことで、

「安心して生まれ・暮らし・死ねるまち」は一歩ずつ近づいてくるのだと、私は信じています。


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